HIAKRIYOGA BLOG

ヒカリヨガブログ

ヨガ哲学

苦悩の原因

本当の自分 

 

ヨガの思想の中で、「暑いや寒い」「悲しいや嬉しい」はたまた「好きや嫌い」は本当の自分ではなく、心の作用の所産と捉えます。

よくこういうお話をすると皆さんが???といった表情ををされます(笑)

 

例えば、「あなたは誰ですか?」と質問を投げかけると何と答えますか?

例1…私は〇〇〇子です→ただの個体を識別する名詞

例2…私は講師です→自分自身を自分の蓄積してきた観念と同一視している

例3…私は背が高い、男性です、黒人です、髪が長いです→肉体やその色や形ど同一視している

全ての同一視を取り除いていくとそこに残るあなたは誰ですか?

写真引用リンク

ヨガ哲学では「これはこれである」といった思

い込みからすべてを切り離すと全ての人に、

あなたと私に差異が無いという事に気が付くと言われています。

 

思い込みが苦悩を作る     

本当の自分が解らないまま、そのあなたが見ているものあなたが感じている事は、正しい事でしょうか?

ヨガの哲学では、無知から全ての執着や思い込みや苦しみが生まれると考えます。

 

 有名な例え話     

(インテグラルヨーガより一部抜粋)

例えば、あなたは生まれて一度も父親に会ったことが無く、あなたが10歳の時その父親が帰ってきたとしよう。

彼がドアをノックする━━━あなたがドアを開けるとそこには見た事がない見知らぬ男。

あなたは母親の元へ走って行って「お母さん誰か知らない人が来ているよ」と言う。

彼女が出てみると長いこと家を空けていた夫がいる。彼女は大喜びで夫を迎え、「この人はあなたのお父さんよ!」と言う。

あなたは「おとうさん!」と言う━。

ついさっきまで彼は見知らぬ人だった、それが今やあなたのお父さんになった。

彼がお父さんに変わったのか?いえ彼は何も変化しておらず、変化したのは

見知らぬ男と言う想念を作りあげ次にそれをお父さんに変えたあなたの思考。

外界の全てが、あなたの思考(想念)と真意的態度に基づいていて、世界の全ての事があなた自身の投影物だ。

あなたの評価は瞬く間に変わる。昨日は「恋人」だった人が今日は「見るのも嫌」かもしれない。それは恋人が変わってしまったからではない。あなたの想念が変化しただけなのです。

この事実を理解していれば、日々沸き起こる感情や起きた事に心が忙しくアップダウンする事が無くなっていきます。

 

心のフィルターを取り除いてみる

Photo by Darius Bashar 

私達が本来なら大切な存在、愛し合うべき存在である友人・家族・恋人にある日突然不満や苛立ちを覚えるのは何故?

この説明のつけにくい感情の正体は?

相手が悪い?自己中心的だから?優しくないから?

人の心理には90対10の心理が働いているのです。

私達が今まで経験してきたことや過去のトラウマから相手の感情を決めつけフィルターをかけています。

90対10の心理とは、ヨガ哲学とはまた別ですが感情の法則。(また詳しくお話する機会があればこれについて話します♪)

恋人の一言にモヤモヤしたり、家族の態度にいらいらしたり…

その気持ちの原因の10%は、相手が着火したのかもしれない。しかし90%は、自分自身が本当は遠い昔に経験したことに起因していることが殆どだという法則です。

過去のトラウマや子供の時にした嫌な出来事を寄せ集め今起きている事と同一視し「こんな言い方をするのはこうおもっているからだ」という勝手な決めつけが生まれる。

誰だって朝起きて「よし!今日は誰かを傷つけよう」とか「今日はひとモメしてやるぞ」とは思わないはずです。

全然知らない他人同士ですら喧嘩しようとして出会うわけではないから、その苦痛の本質や正体を理解すれば苦痛ではなくなります。

傷つけられた→傷ついたという自己の想念

嫌味を言われた→嫌味だと思い込んだ

自分自身の心から生まれた感情に苦痛を感じウジウジ悩んでるのってなんだか時間が勿体ないと思いませんか?

そして逆の発想をすれば「言わなくてもわかってよ」っていうのは難しいという事です。思考は目には見えません。自分自身でも思考の正体が理解できていないのに相手に解ってもらいたいというのはハードルが高すぎますね。

人にはせっかく沢山言葉を話せるツールがあるのだから大切な人には自分の思いを伝えましょう。誤解されていると感じるなら伝えるべきです。遅すぎるって思ってもそれは相手が決める事で勝手にそこも決めつけてはいけません。

 

時には変な(阿修羅的な)人もいる

ここに書いたことがすべてに当てはまるわけではありませんし、心無い危険な人も時々います。

ヨガの哲学書バガヴァッド・ギーターの中ではそういう人を阿修羅的な人(悪魔的な資質を持つ人々)と表しています。

そして、神の化身クリシュナは「このような人を、何度も悪魔的な質の子宮に送り込み、やがて彼らは獣や虫などに転生することになる。」と言ってました。

この部分だけ抜粋すると怖いですね(;’∀’) ちなみに、一部分を抜粋しているので誤解されそうですが獣や虫が悪い生き物と言う意味ではありません。

阿修羅的な例外は置いといて、自分と何も差異のない周りの人たちと自分を比べたり、勝手に悪意があると決めつけたりするのは馬鹿らしい…

そんな感情で心が乱される時間をもっと他のするべき事に費やした方が効率的でHAPPYな日常が送れると思いませんか?

と書きつつ私自身もイライラモヤモヤする事がありますが、知っているのと知らないのとではストレスの解消法や前向きになれるまでの時間が大きく違うと思います。

もし、今何か抱えている人は少~しだけ自分を俯瞰してみてください。

その感情はどこから来ているのか…その感情を抱く事は自分に取って有益な事なのか?必要ならじっくり見つめるのもアリですが要らない感情なら意地を張らずに捨ててしまいましょう♪

 

最後まで読んでくださって有難うございます♡

 

☆HariOm हरिओम् ☆

 

 

 

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