ヨガ哲学
嫌な事があった時
嫌な事がありました
ヨガを伝えるお仕事をしていると、
時に「嫌なこととか無いんでしょ?」や「ヨガの先生の発言とは思えない~」
と言われることがあります(笑)
嫌な事は普通にあるし、発言に関しては一見冷めている風に聞こえるかもしれないけれど、
ヨガ哲学やヨガと出会ってそう思えるようになった、そう言えるようになった私の変化なのです。
相談されることも多いのですが、結局本人が考え方をシフトしないと悲しみや執着や怒りの
ループから抜け出せないのです。
昨日、数年に一度私を悩ませる事件が起きて…
以前はどうしたら起きない様に出来るか
という方向で殻にこもって考え込んでいたのですが、昨日は受け流す事に成功。
自分自身でも、一生付きまとう問題なんだと今までネガティブに考えていたけど、
考えるだけ時間の無駄。と思えるようになっていたので自分自身でもびっくり。
嫌な事があった時、悲しかったり嫌な気持ちになるのは普通の事。
それを感じない様に押し殺す必要はありません。
急に変わろうとする必要もなく、こんな考え方もあるんだな~と読み流して頂けたらと思います。
以前なら私自身も、
我慢してみたり、執着したり、
今が真っ暗な闇に包まれているようなネガティブな思考に時間を費やしていました。
嫌だな、悲しい、腹が立つ、
という今の気持ちを否定せずに、自分の気持ちを受け止め、
ハッピーになれる方向へ進もうとする事が大切です。
問題をすり替えたり、誤魔化すのではなく、
自分の感情を理解し一度受け止めたら起きてしまったことに対して考え続けるのをやめる事です。
ヨガの基本的な思想 因果律
全ての事は何らかの原因から生じた結果であり、原因なしには何ごとも起こらないという原理。
起きてしまった事は変えれないので、
原因を追究したり必要以上に考えすぎたり後悔する事は無駄です。
そこに時間や努力を費やすのではなく、
今起きている事が後に良い結果の原因となれば良いのだと私は勝手に思っています。
(諸説あるので個人的な考えです)
嫌な事があった時に、それを幸せに変えていくのは自分の考え方次第。
もちろん誰かに嫌な思いをさせたり、迷惑をかけた場合は反省は必要。
非を認め謝罪する事も、過去ではなく未来へ向かっています。
起きてしまったことをクヨクヨ考えるより、
今起きている事は必ず良い方向へ向かう為の必要なプロセスなんだと考えると、
幸せへの近道だと思いませんか?
ヨガの8支則の中に、
サントーシャ/Santosha (知足) という教えがあります。
以前も禁戒Yama(ヤマ).勧戒Niyama(ニヤマ)の中に書きましたが、
今あるもの全てに、(環境、今置かれている状況、人間関係、自分の能力、健康、物質的なもの)
に満足するという思想です。自分に足りていない物を考えるより、自分に不必要な物を手放す勇気が幸せへの近道です。
自分の人生を生きていますか
そうは言っても、人の欲望は尽きることがなく、
いつも欲しいものや手に入れたい物や食べたい物で思考が占領されています。
欲があった方が意欲やヤル気に繋がりますが、
人の物を欲しがったり、人の真似をしたり、人を陥れたりする人は、自分を大切にしていない人。
人任せな人生を歩み続ける意思のないロボットのような人なんです。
人が良いと言ったものを好み、人が持っているものを欲しがる。
それはあなたの人生なのでしょうか…
憧れる人がいて目標にする事とは違います。
目標となる人に近づきたい心理は素敵な事です。
でもあなたはあなた。誰かになる事も、誰かがあなたになる事も出来ないのです。
足るを知る
サントーシャ/Santosha の教えを理解すれば、
毎日のありふれた事に感謝の気持ちを持てるようになります。
そして、あなたに足りていない事や物などない事。
あるがままで何かを足す必要がなく完璧で在るという事。
その事に自分で気づいた時に、何かで飾り付けなくとも、
あるがままのあなたを認めてくれる友人やパートナの存在に気付けるのだと思います。
まずは、嫌な事があった時こそ、
自分や周りの小さな事や当たり前のことに感謝し、今起きていることが後に好転するように
ポジティブに思考をスイッチしましょう♪
最後まで読んでくださって有難うございます♡
皆さんがたくさんの笑顔に包まれますように✧
☆नमस्ते, namaste☆
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